関節痛の基礎知識
2017年04月25日更新 2017年04月07日公開

肘の関節痛の原因と対処法・治療法

毎日の生活の中で手を使わない日はないといえるでしょう。特に肘はさまざまな場面で曲げたり伸ばしたりします。ここでは、酷使することの多い肘関節の働きや痛みなどについてドクター監修の記事で紹介しています。

物を持ち上げるときなど、肘はよく使用する体の一部です。日常生活の中で何気なく使っている肘ですが、もしも痛めてしまった場合とてもつらいでしょう。そこで肘の病気にはどのようなものがあるのか紹介しましょう。

肘関節の働きと肘関節痛を引き起こす病気、ケガ

日常生活の中であまり肘の動きに注目することは少ないと思います。しかし、肘は私たちにとってとても大切な役割がある場所の一部ともいえるのです。この大切な部分が、もしケガをしたり病気になってしまったりした場合、とても大変な事になってしまうでしょう。

肘関節の働きとは

肘のケガや病気を紹介する前に、まずは肘の働きについて紹介していきます。肘は2本の前腕骨と1本の上腕骨からできています。肘周辺の軟骨や腱、筋肉などは肘の曲げ伸ばしや、手首を動かすときなどに大切な役割をしている場所といえるでしょう。また、入浴や食事、衣類の脱着など、肘は日常生活の中でよく使うので、痛めた場合生活することが困難になってしまう可能性があります。

肘関節痛を引き起こす病気やケガとは

痛めてしまうと生活が困難になってしまう肘ですが、具体的に、肘の関節痛を感じてしまう病気やケガにはどのようなものがあるのか、病気の種類と特徴をご紹介しましょう。

・変形性肘関節症

変形性肘関節症は、股関節や膝関節などと同じで、関節部分にある骨と骨の間が擦れることで減ったり、変形してしまったりすることで起こる痛みです。肘曲げているとある一定の部分で急に固まってしまい、動かしたとたんに痛みが起こってしまう「ロッキング」という状態になることもあるようです。

・関節リウマチ

関節リウマチは、肘だけじゃなく体全体の関節に起こってしまう病気で、膠原病という病気の一つといわれているようです。肘などの関節痛のほかに、腫れたり、微熱が出たり全身の倦怠を感じることもあるようです。

・骨折

肘や腕などの骨が折れると、肘関節にも支障を感じるようです。肘の骨折の中でも「上腕骨顆上骨折」と呼ばれている骨折は、手をつくときに肘が反った状態だったため骨折するもので、子供に多く見られるようです。

・テニス肘やゴルフ肘

テニス肘やゴルフ肘は、運動または日常動作での手関節の繰り返しの運動負荷で、肘の外側または内側部分の筋肉付着部に軽微な損傷を起こし痛みを感じてしまうものです。テニス肘は「上腕骨外上顆炎」、ゴルフ肘は「内側上顆炎」と呼ばれており、雑巾を絞るような動作や物を持つなどの動作をすると肘の痛みを感じ、日常生活にも支障をきたす場合もあるようです。

・野球肘

野球肘は、投球など同じ動作何度も行うことで肘の関節部分が炎症を起こし痛みを感じてしまうものです。この痛みを放置していると「肘関節離断性骨軟骨炎」になってしまう可能性が高くなります。過度な練習や間違ったフォームが原因とされているようです。

・肘内障

5歳以下の肘の関節がしっかり発達していない子供によくみられるケガで、腕を引っ張ったときに亜脱臼が起き、痛みを感じやすくなるためうでを使わなくなります。整復操作を行って、元に戻すとすぐに落ち着くので、後遺症などの心配はありません。

・腱鞘炎

ピアニストやパソコンをよく使用する人に見られる病気で、腕の筋肉や腱を使い過ぎるため、炎症を起こし痛みを感じるようです。更年期や、出産前や出産後の女性にもよく見られるようです。

肘関節痛の対処法・治療法

肘関節痛を感じた場合、病院へ行ったらどのような治療を行うのでしょうか。また、病院へ行かない場合でも、自分でできる対処法にはどのようなものがあるのかご紹介しましょう。

温熱・冷感療法

自分でできる対処法として、温熱・冷感療法があります。これは患部を温めたり、冷やしたりすることで炎症や痛みを抑えるものですが、病気の種類によって、冷やしてよいものいけないもの、温めてよいものいけないものがあるので、もし対処する場合は注意し、早めに病院へ行くようにしましょう。

薬物療法

次に、薬物療法です。痛みや炎症を抑えるために、飲み薬や湿布などの張り薬を使用します。また、痛みが強いなど場合によっては、ステロイドの注射などを行うこともあるようです。

運動療法

変形性肘関節症では、日常動作を改善するために筋力トレーニングやリハビリなど、体を動かし肘周辺の筋力アップすることで痛みを軽減する方法もあるようです。テニス肘やゴルフ肘も前腕部の筋肉のストレッチが有効です。

装具固定

こちらは、肘周辺にサポーターなどの装具などで肘を固定して痛みを軽減したりする方法です。テニス肘やゴルフ肘では、患部にかかる筋肉の牽引力を緩和する目的で前腕部分にバンドを装着することがあるようです。

手術療法

最後は手術療法です。手術は、痛みがひどくなったり、肘の動きが悪くなったりしてきた場合に行われる治療のようです。

このように、肘関節痛の治療にもさまざまな方法があるようです。日常生活は十分注意して痛みを感じない生活を送るように心がけることが大切でしょう。しかし、くれぐれも痛いからと自己判断するのは危険なので、痛みを感じたときはできるだけ早めに病院へ行き、診てもらうようにしましょう。

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